お待たせしました。

開設1周年記念とも言うべき展覧会が今週の土曜日(14日)から始まります。
[坂口寛敏の新作―油彩／ドローイング]ですが、今回坂口さんは本当に新作をこの展覧会のために制作してくれました(1点だけ06年制作のものを含む）。
東京芸大教授という忙しい身分なのに地元(福岡出身者)のために頑張ってくれました。
今回からまた作品を少しずつ紹介して行こうと思います。

この作品は「グリーンスパイラル」というタイトルで見たとおりのスパイラルが描かれています。近年の彼の関心はスパイラル、円錐、トルネードといった、回転に関連する造型なのですが、この作品のタイトルは例外的で、他の多くは「パスカルの海」というシリーズ名の下にさまざまなヴァリエーションで描かれています。
今回は平面作品ばかりですが、美術館で行ったもっと大掛かりな展覧会では立体（これも円形に関連した形で、多くは同心円的なグラデーションになっているので、これもスパイラルの一形態とも取れる）のインスタレーションなども手がけています。
今後も作品内容を順次アップしていきますのでお楽しみに。